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音楽談義

 投稿者:近藤 貴夫  投稿日:2016年 5月22日(日)02時08分58秒
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  私は奏でたり歌ったりすることが好きだ。誰かと合わせることも。
ただ、誰かが聴いていてもいいけれど、多くの人に聴いてほしいとは思わない。
曲や段取りをすっかり憶え、一度もミスしないように務めて演ずる本番は好きではない。
だから、演奏は好きだったけれど、プロを目指しはしなかった。

私は、音楽を聴くことも好きだ。
ただ、芸術の中で音楽が一番好きなのではないし、音楽のどれでも好きなのでもない。
舞台芸術鑑賞なら、小規模演劇の方がずっと好きだ。
そして、好きな音楽ジャンルは一握りで、大部分は嫌いだったり知らなかったりする。
生活の中で音楽を聴く時間は、ごくわずかだ。本を読んでいる時間の方がずっと長い。

決められた曲を作曲家の意図を正しく汲むことに努め指揮や演出の指示通りに正確に。
そういう「演奏家」としてのありようには、情熱が湧かない。
いかに奥深く、価値のある営為だったとしても、私が関わりたいありようとは違う。
演奏技術を競い合うコンクールに至っては、向かい合う気も起こらない。

音楽で即興することも嫌いじゃない。
かといって、音楽を通じて伝えたい何かが常々あるわけでもない。
特に、人間や社会に向かって音楽で広く伝えたいことは持ち合わせていない。
だから、曲を書くことにも情熱を抱かない。
積極的に好きなプログラムを組んで公演を企画しようとも思わない。

私にとっての音楽は、極めて私秘的なものだ。
個人的な趣味でちょうどいい。
 
 
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